本殿・幣殿 (明治十二年築)

墳丘を覆ふやうに二重の基壇を構へ、檜皮葺(ひわだぶき)三間社流造(ながれづくり)向拝

付で棟に千木(ちぎ)鰹木(かつをぎ)を置き、前方の幣殿と連結し一屋根に造

る。明治十二年には十間ほど前方に再建したが、同十四年に

後背の神陵地を造成して移築し、幣殿が附設された。周囲三方

は菱格子の(すき)(べい)で囲む。