祓殿・神饌殿と渡廊

本瓦葺(ほんがわら)入母屋造二方縁回、渡廊に連結する。

祓殿と神饌殿を一棟とし、恒例祭儀では祓殿で修祓(しゅばつ)式を行ひ、

神饌殿では神前に献る神饌(お供物)を調理する。

その一隅に特殊神事の(かい)(うら)(さい)の神事を行ふ竈場(かまば)が設けてある。

一月十四日夕からの粥炊(かいだき)神事では、翌十五日丑刻(うしのこく)(二時)、

寅刻とらのこく(四時)、卯刻うのこく(六時)の三度、占ひの竹筒を納めた神

釜を炊き上げる。